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      春の夜の ともしび消して ねむるとき ひとりの名をば 母につげたり


   鑑賞


       久し振りに訪ねてきた母と床を並べている。

      明日にはもう帰ると言う。

       ガラス窓を通して春の夜の月明りがやさしい

      今夜こそ自分の大切な思いを母に聞いて欲しい。

     でもどうしても言い出せなかった。

       白くて細い彼女の面ざし、静かであたたかい人柄。

     なんとなく母に似ている。

       「おやすみ。」母が枕元の灯を消した。

       私は低い声ではっきりと母に告げた。

       どうしても一生添い遂げたいと切望する人の名を。

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コメント 2

リンさん

いい歌ですね。
母と娘が並んで寝ているだけで、優しい画が浮かんできます。
by リンさん (2016-12-03 13:33) 

dan

有難うございます
いい歌みつけたので鑑賞のつもりで書いてみました。
こういう鑑賞のしかたでもいいのかな。と。
by dan (2016-12-04 13:27) 

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