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猛暑の中の小さな楽しみ [エッセイ]

 猛暑 三十度以上の日が今日で二十五日、さすがの私ももうがっくり。

終日エアコンの冷気に助けられてごそごそと最低限の動きしかしません。

新聞と読みかけの本たちをちらちら。パソコンの前にもちょこっと。

 そして一人分の食事作り。買い物もかなりのまとめ買いで滅多に外に出ません。

 幸い今通っている病院もなく、薬も降圧剤を朝一粒のむだけです。

 庭の草もかなり伸びているし、玄関周りのランタナも暑苦しげに茂っています。

やろうと思えば仕事はあるけれど、熱中症になるよりはましと目をつぶっています。

 そしてただ一つ一日の終わりに私の楽しみが待っています。

 夕方六時半過ぎからのウォーキング。と言えば聞こえはいいですが、大したこと

ではなくて散歩程度約三十分ほど歩きます。

 その途中で見える夕日の美しいこと。汗だくなのに、これを見るために歩いている

ようなものです。

 М大学のグランドが本学から四キロほどの我が家の近くにあります。

野球、陸上、アーチェリーのグランド、管理棟などがあり夕方から大学生が大勢自転車や

バイクでやってきて、夜間も煌々とした照明の中で猛練習しています。

 この周囲にある樹齢五十年にもなる楠の並木が見事で、その向こうに真っ赤に燃える

夕日が沈んでいくのです。そこには海があるのですが残念ながら、そこまでは見えません。

 少しの時間差で、太陽の形や色も違います。

 赤でも凄味のある血の色のように見えたり、ただただ神々しい金色だったり、暮れ

落ちる寸前には濃い灰色の雲のなかに、真紅のまん丸いあどけないような太陽が

ゆっくりと沈んでいきます。

 眺めているとなんだか切ない気持になるけれど、でもいっぱい元気を貰った気がして

歩きはじめます。

 汗を拭きふき小さい声で「月の砂漠」なんか歌ってしまいます。

 健康的なことは一切しない私の唯一の「からだとこころ」に良いこと。

 帰ったら真っすぐに浴室へ。極楽です。ビールが飲めないのが残念だけど麦茶でも

本当に美味しい。

 こんな時「寿命が延びた」というのかもしれません。

 さあ 今日も三十五度だったけれど、元気に愛しい夕日に逢いに出発です。



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リンさん

今日は少し涼しいですが、7月は暑かったですね。
そんな中でも、ささやかな幸せってあるんですね。
私は散歩とかは全くしませんが、きれいな夕焼けを見るとジーンとします。
暑い日は、無理しないでくださいね。
by リンさん (2017-08-02 14:37) 

dan

有難うございます。
昨日はとうとう三十七度になりました。
元気だしているのですが、あ~あ。
by dan (2017-08-03 14:00) 

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