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八十五日振りのわが家

 やっと帰ってきました。

空模様と相談しながら、それでも心に決めていた日に快適な空の旅。

飛行機は海側から滑走路を一人占めして着陸です。いつものことながら飛行機

だらけの羽田から帰って来ると、この閑散さに心が安らぐのです。

 「今日は暖かいですが昨日はバケツの水が凍っていましたよ。」とタクシーの

運転手さん。私も東京より寒いと感じました。

 気にかかっていたわが家の椿は、玄関にある夫自慢の紅白咲き分ける花が

いっぱい咲いて私を迎えてくれました。

 ああ約三カ月も留守にしていた家のなかは、ひんやりと時が止まったような感じ。

部屋の中に入れてあったシンビジュウムの鉢は、土が乾いていても何とか花を

咲かせていたけれど、傍らのカニサボテンは無残にも咲いた花が落ちて干からび

ていました。留守の間日曜ごとに様子を見に来てくれた弟も、この部屋は覗かな

かったのでしょう。私もここに鉢があることを話してなかったのです。

何しろこんなに家を空けたのは初めてでしたから。

 庭の様子も冬枯れとはいえ、こちらの椿は少し花があるだけで、梅の花もまだ固く

何となく人がいない気配がして侘しい風情です。

 でもあの寒あやめは濃紫の花もしっとりと、ランタナの下で私を待っていました。

ただいま!! 小さく呟いて面影しのびます。

 さあ、いつまでも感傷的になっている訳にはいきません。頭の中で考えていたやる

べきことを箇条書きにして、頑張る私にならなくては。

 やっぱりわが家はいいなあ。子供たちと過ごした東京もそれなりによかったけれど

ここが私のいるべきところなんだと素直に思いました。そしてまたいつものように呟く。

どうしてここに彼がいないのだろう.....。長い間留守にしてごめんね。

 三日が過ぎて、なんとかいつもの生活にもどり一月も後一日。二月からは又頑張り

ましょう。

 いつもの私に戻って、早速今夜はサッカー リオ五輪決勝戦。また寝不足になるけど

なんのその。明日は大阪国際女子マラソン、三十三歳の福士加代子さんを応援する。

そして錦織君の悔しさも、今年の選抜高校野球に県勢が選ばれなかった悔しさも忘れ

ましょう。

 何だか元気が出て来ました。やっぱりわが家はいいなあ。


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椿の花が散ってしまうかも!!

 今日は大寒、暖かい冬に慣れっこになっていたけれど、さすがにこの所寒いと

思っていました。

 先日電車で渡った荒川の水の色が深く澄んで、陽の光に煌めいているのに

冷たく寒々していると感じました。

 そう言えばこの何日かは洗濯をベランダに出す時、ああ風がつめたいなあと。

私の東京生活も二カ月半になろうとしています。

 昨日友人から電話がかかってきました。

 「帰って来たのなら連絡があるとは思いつつ、もう辛抱できなくて.....。元気なん

でしょう。先日様子を見ようとお宅までいってみたのよ。南側の椿は満開を過ぎて

花びらの山が出来ていたよ。貴女が帰る頃にはもうないかも。」

 そうかもしれない。でも東にある夫の大好きな椿はいつも他の花に遅れて見事な

花を咲かせてくれる。あの花がある内には帰りたいなあ。

 友人続けて曰く

「早く帰ってと言ってるのではないよ。子供さんの所にいるのだから、のんびり楽し

くゆっくりしておいで。帰ってきても一人なんだから。それにこちらは寒くて寒くて

動く気にもならないから。」

 そう言えば毎日の天気予報をみても、東京の方がずっと暖かいし晴れの日も

多いのです。

 私は密かに自分では帰る日を決めています。椿の花が散ってしまわないうちに。

晴天で風のない穏やかな日、マンションを出てリムジンバス、そして飛行機に乗れ

ば四時間後にはわが家に着いているのですから。

 友人には今月中には帰るから待っててね。熱いコーヒー飲みながら積もる話に

花を咲かせましょう。と約束しました。

 問題は息子です。口ではまだ帰らないの? と言いつつ、座れば食事が出てくる

今の生活にも未練がありそうです。

 楽しく心穏やかな二カ月半、子供たちには優しくしてもらったけれど、

「帰心矢のごとし!」 偽らざる私の心境です。







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また年を重ねました!!

一月が誕生月の私は、子供の頃は目出度いことが重なって得したような気分に

なったものです。

 ところが今や恨めしい気持の方が強い。「ハッピーバースディ」なんて言われて

何が?とついふてくされたくなってしまいます。

 一月十日。そんな朝が来ました。雲一つない快晴です。

朝の片付けも終わらぬうちに、まず横浜の義妹からメール。ちょっと嬉しいから

不思議です。

 そして親友から「デイトしましょう。」と電話。実は彼女とはついこの間、少し早い

けれどと、誕生日を祝ってご馳走して頂いたばかりでした。うーんと考えていると

とにかく会いましょうということで、出かけることまにしました。

 駅のホームで今度は夫の妹からメール、「兄の分まで....」に泣けそうでした。

 親友と二人で過ごす時間は楽しくて話は尽きません。中学や高校の頃のこと、

彼女の大失恋話は今では笑い話となって懐かしいだけです。私? 私のことは

多分何もかも知っている彼女です。

 歩いているとまた電話「おめでとう! もうそろそろ帰ってくるのじゃないの?会い

たいよ。」ともう一人の親友から。「ちょっと待って彼女に代わるよ。」

 私たち三人はまぎれもなく、中学で出会ってそのままの友情を保っています。

結婚して離れ離れになったけれど、子離れした五十半ばから毎年三人で二泊

三日の旅をしました。八回目の旅のあと今の電話の主が病気になり、残念なが

ら十回目は海外へ! の夢は果たせませんでした。

 でも彼女は見事に病気を克服して今とても元気です。

 久し振りの二人の会話は道路の端のほうでしばらく続きました。それを見てい

る私はとても幸せな気分でした。

 食事中に今度は大阪の義妹からメール。やっぱり嬉しい。

デパートを歩いていると、昨日一日早い誕生日だと、上野でデートした職場仲間の

Kさんからのメール。一回りも年下だけど四十年前会った時らすぐ仲良くなった人。

「本当の誕生日おめでとうございます。」と。

 まあまあ貴女は友だちが大勢いて良いわねえ。と親友が一言。

 夜には娘夫婦が来て食事をすると言うので、いつもより早めにさよならしました。

 夜になって娘の買って来たバースディケーキちゃんと私の名前のついたチョコの

プレートも乗っています。「そうそく何本ですか」「ああついているだげていいです」と

言ってしまったと娘、ハッピーバースディの歌の後、その五本のろうそくを一息では

消せない哀れな私。でも嬉しい、わくわく。

 娘の夫がおもむろに「お母さんプレゼント! と小さな箱を。驚きながら開けてみると

ペンダントです。私はこういうのにあまり関心はないのですが、これは一目で気に入

りました。丁度デパートで作家の方が来て展示販売していたのだそうです。

 今流行の天然石やガラスビーズやワイヤーなどを使った、とても落ち着いた色合の

長めのペンダントです。

 彼はミュージシャンなので、やっぱりセンスが違うと感心したけれど、それは言いま

せんでした。

「有難う素敵なペンダントね。私すごーく気にいったよ。」心の底からそう言いました。

 彼は満足そうに「気に入ってもらえてよかった。」と笑顔で「もうひとつあります。」

 今度は小さいけれどずっしり重い包みをだしました。

 それはとてもとても美しい南部鉄の鉄瓶風急須でした。これもデパートに職人が来て

いたとか。
 
 私はこういうものは大好きで、わが家にも似たようなのがあるのですが、それは鉄色。

今目の前にあるのは、しっとりとした深緑色でその地模様は桜の花。

 重さから本物の南部鉄の手触りが感じられて、「きれいねえ、ものすごく気に入った。

有難うね。」多分私の顔満足でうっとりしていたと思います。

 彼もうれしそうでした。

娘も息子もそんな私の様子をみて、喜んでいたでしょう。ただし息子からのプレゼントは

食事が終わっても最後まで出て来ませんでした。

 楽しい宴が更けた頃留守を頼んでいる弟夫婦から「おでとう」の電話が来ました。

 
 昨年生まれて初めての大病をして、少し体力に自信をなくし、このまま年だけとって行く

人生なんて嫌だなあ! と。早く彼に会いたいなあと。思ったこともあったけれど、こうして

「おめでとう」を言ってくれる人たちがいるのだから、今年もひとつ頑張ってみるか.....と。

 「ねえ、もう少し待っていてね。」


 一月十日、今年も素晴らしい嬉しい一日となりました。 みんな本当に有難うございました。
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明けましておめでとうございます

新しい年も早四日です。

平成二十八年は本当に穏やかで晴れやかな年の始まりでした。

今年一年世界中にこのような幸せな時が続きますようにとつい思いました。

私自身は何かと忙しくて恒例の初詣も近くの神社で、それでも小一時間並んで

お参りしました。

家族皆が健康で安らかな日々が送れますように手を合わせました。

私も東京に来て二カ月が過ぎ、そろそろわが家が恋しくなりつつあります。

でももうすぐ来る私の誕生日を....まだ温泉にいってない.....帰っても一人だよ....

などなど子供たちに囁かれ、満更でもない気がしつつも、時折飛行機の空席を

確かめたりしています。

そうです。今年は何よりも元気なぴんぴんの私に戻りたいと熱望しています。

拙いブログも少しづつでも綴りたいと思っています。

どうか今年も「さくらんぼ日記」をよろしくお願いいたします。

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