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ポンコツ車のお手入れ [日記]

 梅雨入りしてから初めて本格的な雨が一日中降りました。
どんよりとした曇り空が続いて、時には日差しも。本当に梅雨なの。
 暑くも寒くもなく過ごしやすい。朝晩の寒暖の差さえ気をつけていればいい。
 
 そんな折、何かにつけて顔を見せてくれる親友から一週間以上音沙汰がありません。
気になって電話してみると弱弱しい声で
「私もう駄目みたい。体がだるくて起き上がれないよ。こんなのならいっそ海に
入って死んでしまいたい。」
 きれいで、華奢で優しいのに力持ちで、家事一般のみならず、私が出来ないことを
さっとやってのける。その上とても元気なのです。
私の尊敬して止まない同級生のSさん。
彼女のこんな弱音は初めて聞いたので本当に驚きました。
 今からかかりつけの病院へ行くところとか。
「ああそれならよかった。とにかく行っておいで、気をつけてね」
 
 時々腰が痛くなるくらいで、お年の割にはお元気な旦那様と悠々自適の毎日のSさん。
そんな様子を見ていつも羨ましく思う私です。
 でも考えてみると彼女がいつも言う
「私は主人を見送ってからでないと死ねないから、自分の健康にも気を付けているの」
と毎年健康診断や胃カメラ、大腸検査も怠らない。
 私は凄いなあと心底感心しています。怖がり屋の私は「探してまで病気はしない」と
豪語して何もやりません。いつ死んでもいいものと可愛げがありません。
 その割にはどこかおかしいとすぐ病院に行くと子供たちに笑われています。

 私も大病をして丸三年が過ぎ、三か月に一回の血液検査と半年に一回のCT検査も半年
に一回でいいことになり、待ち時間二時間、先生と五分の通院も気分的に楽になりました。
 それでも歯科や眼科のお世話にはなります。
 朝、血圧の薬一錠飲むだけで病気をした割には元気だと内心自慢に思っています。
 Sさんも私もこの年まで頑張ってくれた自分の体のお手入れを怠っては駄目です。
 自分のことだけ考えていればいい私と違って、Sさんは大変だけど頑張ってほしいと
思っています。私のためにもね。

 後日元気な声でSさんから電話がきました。いろいろ検査したけれど悪いところは
なくて、疲労だろうと一週間入院して点滴を受けたら元気が出たと。
 その間東京から娘さんが帰って来てご主人の面倒をみてくれたという。

 ずっと気にしつつこちらからの連絡は控ていて正解でした。あれだけ気をつけて
いるのだから、病気のはずはないと確信していた私です。
これからは自分の年齢とも相談しつつ、旦那様も大切だけど自分が一番だよと、少し
大きな声で激励して、私の予定を知らせておきました。
 梅雨の晴れ間の一日久し振りに二人で美味しいコーヒー飲みましょう。

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早くも入梅です [日記]

 五月十日に帰って来てわが家はやっぱり好きとのんびりするはずが予定はびっしり。
結局十三日間も出かけたことになります。
 ああ道理で疲れたわけです。
 
 病気して三年過ぎたので胃カメラと大腸内視鏡検査しましょうと先生。
やれやれ面倒だなあと思いつつ二日間受診しました。
 結果は異常なしで、今後三年か五年は検査はいらないとか。
「そんなに命ありません」と言いたかったけどにっこり笑って黙っていました。

 後歯科が三回。カルチャースクール五回。デパート二回(友の会満期で継続の手続き)
(上京前に注文していた本を取りに。)のお出かけ。

 二十日の日曜日は校区のグランドゴルフに出て下さいと団地の役員さんに頼まれて
「ほうきで庭がはける人なら誰でも出来る」というお誘いの回覧板の文句が気に入って
それならと、見たこともしたこともない五人が年寄り組で出ることにしました。
 
 五月晴れのグランドは老若男女、颯爽とベテランらしい皆さん張り切っていました。
はじめて見るクラブ、打ち方をちょっと教えてもらって、二、三回練習しました。

 早速本番。小さい五色の球は本人の意思など無視して自由自在好きな方角へ飛んで
いきます。
長い距離の場合、目標の旗も定かではない人もいるのだからお笑いです。
 きゃあきゃあ楽しくやりました。初めてにしては上手だと秘かに自画自賛したり。

 一時間ほどで一回りして、ああ終わったとホットしていると、まだ半分だとのこと
もう無理です。カーリングよろしく相手チームと握手してギブアップしました。

 団地の若手組の皆さん頑張ってねと、エールを送り一足早く会場を後に。
帰りには後日の筋肉痛を覚悟しつつ「思ったより楽しかったね。来年もやろう」と
皆で笑いました。
 皆さんに引っ張られて参加したけれど、たまには体を動かすのもいいかなあ。

 激動の五月もあと二日。またテニスやサッカーにドキドキわくわくの日々が始まる。

 去年より九日、例年より二十三日も早く梅雨入りした当地ですが、今日の降水確率
50%という予報はどこえやら薄日がさしています。

 庭に伸びてきた若草色の雑草を横目に、ノラの私の六月が始まります。

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わが家ばんざい!! [日記]

懐かしい我が家へ帰って五日目になります。

 曇り空の羽田発、雷雲を突き切ってガタガタ揺れる飛行機はあっという間に陽の光が
まぶしい青空のてっぺんに。
 離陸して十五分飛行機に雷が落ちるというおまけまでついて。
ピカッと光ってドンと音はしました。本を読んでいた私は光は猛烈に感じたけれど
音はたいしたことなくて、飛行機も揺れもせず十分後機長の説明がなければ乗客は
誰も気がつかなかったと思います。
 とにかく快晴のわが街に就きました。

 出かけるとき見事に咲いていたつつじの花が、枯れはてた花をその木の上に落とし
無残な姿を晒していました。
庭の木々は若緑に光り、ついでに雑草も自由自在に伸びてわが世の春を。
 あれもこれもしなければならない仕事が次々に頭を駆け巡ります。
最低限度のことだけして、それでも本当に疲れました。
 これが齢を重ねるというのでしょう。
 東京ではのんびり今回は子供たち九連休でも温泉にも出かけなかったのに。
 
 「帰りました」と仲良しさんにご挨拶すると
「あらちょうどよかったタケノコとぶん豆たっぷりのちらし寿司今できたところ」
早速沢山頂いて今夜のご飯作らなくていいや!と嬉しい私。
 電話で「ただ今」と留守電いれたらにこにこと飛んで来た友は、お裾分けと
真っ赤な大きなトマトを差し出しました。
「貴女がここにいないと思うと寂しくて。ああよかった」社交辞令でも嬉しい。

 この頃時々、年のこと考えてちらっと東京の子供たちの顔が浮かぶ時もあったけど
ああやっぱりここがいい。と改めて思ってしまうのです。

 お花を飾って「ただ今、子供たち元気だったよ。貴方が一緒ならどんなにいいか。」
いつもと同じセリフを言ってお線香炊いて夜はゆっくり少し長めのお祈り。

 三日間、歯科 草引き、電話報告、お墓詣り、その間に大谷君にも目が話せない。
ああ疲れました。
 
 今日も歯科。今週お出かけ予定三日。倒れるくらいしんどいのに、リポビタン三口で
元気を出すのです。
 昨日の雨がうそのように快晴の昼下がりです。
 なんだか頑張れそうな気がしてきました。いい季節なのだから。

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近くて遠い? 遠くて近い? [日記]

昨日の雨がうそのように晴れ上がって心地よい朝です。

 ゴールデンウイークを東京で。恒例になって十年になります。

家からタクシーで空港まで二十分。飛行機は一時間二十分で羽田空港に到着します。

リムジンバスの時間まで約一時間あるけれど、長い長い通路を到着ロビーまで

かなり歩きます。

 バスは約一時間で目的地の駅へ。息子のマンションまで徒歩三分。

 合計四時間です。

 飛行機の出発が遅れたり、リムジンバスが渋滞にかかるという不測のことが

ない限りはこの時間設定で大丈夫です。

 私はこの時間を長く感じたことはないのですが、待ち受けてくれる親友は

「やっぱり遠いねえ」

 そりゃあ二人の娘さんがすぐ近くに住む彼女にしてみれば、私たち親子の距離は

遠いです。いざという時間にあわん。と思っているのでしょう。

 それでも子供たちも生まれた土地より東京で過ごした年月の方断然長くなりました。
 
 とりあえず私は私のやり方で、遠くて近い子供たちと素敵なこれからが過ごせたら

いいなあと思っています。




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あっという間に桜満開 幸せな私 [日記]

 「桜見物は来週だね」つい先日友人とそんな話をしたばかりなのに、今どこの

桜も満開です。

 暖かくなってさすがのノラの私も、あれもこれも家事全般やる気になっていました。

でも桜の様子を見に行かなくては。一週間前ふと思いついて一人で城山に登りました。

 登りはリフト真っ青の空に透き通る陽の光。城山の木々は緑に茂っていたけれど

かなりある桜はつぼみのまま、咲いていたのは一、二本。お城広場も同じ状態。

 久し振りに上った天守閣からも、桜の花は見えませんでした。

 まあ二、三日前に開花宣言したところだから、こんなものだろうとそれでも春の

気配は十分感じつつ、下りはロープウエイにしました。

 観光客は結構多くてお城も街も賑わっていました。

  あれからたった三日なのに、あっという間に満開。もうどこを見ても桜さくら。

このところの気まぐれな気候の変化にはついていけそうにありません。

 これで朝夕は結構肌寒いし体調を整えるのも大変です。

 
 あまり早く満開になったので突然ですが、ご都合はいかがですかと、昨日は若い

友人のお誘いに嬉しくて、二つ返事で十一時頃から五時過ぎまで、車であちこちの

桜に逢いにつれて行っていただきました。

 大きな川岸に何十本と咲き競う白やピンクや紅の桜の花。満開の満開。その桜の下で

風に散る花びらを浴びながら食べたお弁当の美味しかったこと。

 見渡す限り黄色い絨毯を敷き詰めたような、菜の花を見るおまけまでついて幸せな

私でした。

 わが子より若い友人の優しさが胸の底までしみて涙が落ちそうでした。

 有難う。

 こんなおばあさんと行くより旦那様やお友だちと行く方がきっと楽しいに違いない

のに。

 この感謝の気持ちは言葉では表せません。桜や菜の花も美しかったけれど、彼女の

心根の優しさ、美しさも負けていないと思いました。

 私も彼女を見習って可愛らしいおばあちゃんにならなくてはと秘かに決心しました。

 明日も歩いて十分ほどの桜の名所へ、ご近所の人たちとお花見の約束が出来ています。

 あれもこれもやること沢山あるのに.....。桜の花には勝てません。





 








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悔しくて少し切ない節分の夜 [日記]

 このところの寒さはただ事ではありません。

天気予報は毎日平年よりかなり寒くて雪がふります....と。

 最高気温が五度とか六度と聞くだけで寒くなってしまいます。

まあ出かける予定もないままにエアコンとコタツを全開にしてのんびりしています。

 でも今朝ふと見た庭のいつもの場所にはあの可憐な寒あやめの紫が三輪。

どんなに寒くても時期を違わず咲くけなげなさに、少し心が温まります。

 日暮れになって食事の支度をしょうと台所でテーブルの上の節分の豆を見つけました。

えっ! 今日が節分だということすっかり忘れていました。

 ずっと一人の豆まきは続けていて、翌朝近所の奥さんに

「豆まきしたのですか。」と玄関先から道路にまで飛んでいる豆を見つけられて、ちょっと

恥ずかしかったりしたものです。

 私は季節を先取りする暦の言葉が好きで、それに伴う行事にも関心がありました。

だから節分を忘れていた自分に腹を立てて、これも年のせいにして。

日がすっかり落ちてから、いつものように豆まきをしました。

「鬼は外 福は内 」小さい小さい自分にだけ聞こえる声でひっそりと。

 玄関にも庭にも勝手口にも。道路へは少し少なめに。

 ああよかった今年もいい年でありますように。

福は来なくても絶対に鬼は来ませんように。

 そして年の数だけの豆をコタツで食べはじめました。二十くらいはさっと食べて

あれ、後が続きません。テレビを見ながらぼつぼつ食べても一向にはかどりません。

 去年まではすいすいと食べられたのに、固いのはダメといちばん上等の豆だのに。

柔らかくてすぐ噛めてふっくらと美味しいのに。

 ふっと泣きそうになりました。元気そうに意地をはって若いと思っていても、

節分に年の数の豆がさーと食べられないなんて。悔しくて切なくて。

 確かに豆たくさんあるもの、昨年より一個増えただけよ。

 でも無理は禁物、考えた末今流に「分割」で食べることにしました。

 改めて自分の年を思いました。

 仲良しの同級生はみなさん元気で旦那様のお世話もしながら自分が死ぬことなど

考えてもいません。いいえ夫より先には死ねない。と信念をもっています。

 その点。私は....

明日は立春、この言葉を聞くだけでも元気が沸いてきます。

 それにしても分割食べ? 何日かかるかなあ。

考えているとおかしくなって、声をあげて笑ってしまいました。

 
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決意 へっぴり腰なれど母は強し [日記]

 今日も鉛色の空から今にも白いものが落ちてきそうです。

ああ~と朝から又ため息ひとつ。とりついていた鼻風邪はやっと退散してくれたようなのに。

 それなのにこのところ体調イマイチ。先日行った定期健診ても全く異常なしで、このところ

感じているふらふらは、今日の所見からは原因は考えられないと先生。

 まあ全く専門外の先生も困っておられる。

「後考えられるのは頭だと思うのだけど怖くて病院へ行くのは嫌です。」

 すがる目で訴える私に先生も気の毒そうに、じっと私を見ているだけ。


 今朝こんなに悶々とするよりいっそう脳神経外科に行こうか、と考えました。

幸い歩いて行けるところに評判の病院があることはネットで確認してあります。

 いやいや怖い怖い止めた....。

 そして思い出しました。今日は息子の誕生日です。「おめでとう」のメールを

したら、珍しくすぐ返信がありました。

 こんなに寒い日に私は母になった。夫と二人で歓び合った遠い遠い日のことが

鮮やかによみがえってきました。

 そして二人で頑張った若い日のことを、次々と思い出しました。

 ポロリ目からうろこが落ちました。

 ようし、母は強し??

母になったあの日はあんなに強かったのに、うん十年経た私はなんて弱虫。

 不安がっているより決着をつけよう。そしてもし悪い結果が出ても、あの日の

勇気と元気で乗り切ろう。

 今日がいい記念日になるように。


 すぐに病院にいきました。CT検査はすぐに終わって先生が画像を見ながら

「異常はありません。脳梗塞も、脳出血もないですよ。ふらふらの原因はここでは

ないですね。風邪をひいたり年末年始忙しかったので少しお疲れなのでしょう。」


 よかった。もっと早く来ればよかった。

 すっきりした嬉しい気持ちで小声で歌を歌いながら、シャンシャンと歩いて

帰りました。 でもやっぱりふらふらはしていたけど、元気なふらふらでした。

 母は強し!! 

 明日からは頑張ろう。なんでも年のせいにするのもやめよう。

 病院がとても怖い私が頑張った息子の誕生日でした。
 




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雪がちらちら寒い日曜日 [日記]

 二十二日目にわが家に帰り、色々やるべきことをしてやっと落ち付きました。

遅ればせながらやっぱり年賀状を読むのは楽しいものです。

皆さんの変わらぬ様子に安心しつつ、正月気分にもどります。

 東京での三週間は締めくくりの別所温泉の雪景色の素晴らしさが象徴的

で満足なものでした。

 今年も頑張ろうと元気が出て来ました。気がかりな病気の友もいますが、

出来るだけ見舞って早く元気になりますように念じています。

 留守を頼んでいた弟夫婦も教は早速来てくれてスーバーで買い物もして

来ました。二人ともまだ週三日ほどは仕事をしていて生き甲斐だといいます。

 私もぼつぼつブログなど綴りつつ楽しい日々を過ごせたらいいなあと。

 帰った日にお墓にお参りして、東京での子供たちの様子や親友のことなど

報告を済ませました。

 久し振りの一人の家の中は少し寂しいけれどこれは仕方なし。

 雪の中の県別女子駅伝みてスポーツ好きの私の日常に戻りつつあります。

 少し薄日が差してきました。明日は晴れるのでしょう。
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年の瀬、今年も東京で越年です [日記]


 少し早いけれど色々あって東京へやってきました。

東京で年の瀬を過ごし、新しい年を子供たちと迎えるのも十回目となりました。

 私が一人で過ごしてきた年月の流れの早さと、重ねた年を思うとぞっとします。

あちらで彼はどんな気持ちでいるのだろうと、時々考えます。

 「もうそろそろいらっしゃいませんか。待ちくたびれましたがな。」

と言っているのではと思ったり、

 「もう少し子供たちの近くにいたらどう。まだ世話をかける訳でもないのだから」

と思っているのではと自分の都合のいいように解釈したりで大笑いです。

 今年はそこそこ元気でいられたし、体力も気力もまあまあだったから、もう少し

頑張ってみましょうか。と

 住みなれた?十二階のベランダから抜けるような空色の空に美しい富士山が

輝いて見えます。

 後一週間で今年も終わります。忙しい年の瀬、暖かい日が続きますように。
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私の散歩道 [日記]

 この所の暖かさにやっと桜がほほ笑み始めました。

でもここから見える花の名所はまだまだのようです。

私は出来る限り毎日二、三十分は歩くことに決めています。一人で好きな時間

気ままに歩きます。朝でも昼でも夕方でも思いついたら出発です。

 一番好きなコースは家を出てまず田圃道に沿った通学路を歩きます。

休耕田のあぜ道に、小さな星が舞い下りて来たようにおおいぬふく゜りの瑠璃色

の花を見つけてついしゃがみこみます。ひそやかなたたずまいが胸をきゅんと

させるほど愛おしい。ふふふ、いい思い出もあることだし。

 あたりにはつくしの坊やや、こい紅紫の仏の座も揺れています。

春風も心地よく足取りも軽くなります。真紅の椿が盛り上がるように咲いている

小学校の裏手を元気な子供たちの声に励まされるように、少し足早に行くと土手

の向こうに大きな池が現れます。

薄青色の静かなさざ波の寄せる水面に 今なら水鳥があちこちに浮かんで、池

の岸辺には亀の親子がじっとしています。

 池の端からは大学のグランドを囲むように、樹齢五十年を超える楠の並木が

続きます。ここは車が通れないようになっていて、犬の散歩の人やジョギングの

若者、ゆっくり歩くお年寄りの素敵な道になっています。今は病葉がさらさらと散

ってもうすぐ若芽とともにかぐわしい楠の香りでいっぱいになります。

 グランドでは創部したばかりの野球部を連れて、あの済美高校の上甲監督が

練習していた、遠い日を懐かしく思い出します。

 楠並木から離れてみかん畑がつづく小高い丘に登ります。ここから眺める陽の

入りが最高で、辺りを茜色一色に染めて、燃えながら落ちて行くそれを、言葉

もなく見いってしまう私です。

 さあ私の散歩道もここからはなだらかな小道を下りて、住宅街を通りぬけわが

家まで。

 春夏秋冬季節の移ろいにその姿を変えながら、私の散歩道は続きます。

いつまでも元気にこの道が歩けますようにと祈りつつ、今日も一人で出かけます。
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